蓄電池

蓄電池の最適な設置場所は?屋内・屋外それぞれのメリット・デメリットを徹底比較

近年、防災意識の高まりや電気代の高騰から、家庭用蓄電池への注目度が急速に高まっています。太陽光発電システムと連携させることで、電気の自給自足を実現し、災害時の備えとしても非常に有効です。しかし、いざ蓄電池を導入しようとした際に悩むのが「どこに設置するのがベストなのか?」という疑問ではないでしょうか。

蓄電池の設置場所は、製品のタイプによって大きく3つに分かれます。それは、屋内専用屋外専用、そして屋内・屋外両対応のタイプです。それぞれのタイプには、メリットとデメリットが存在し、住まいの環境やライフスタイルによって最適な選択肢は異なります。

この記事では、各設置場所の特性を詳しく解説し、後悔しないための選び方のポイントをご紹介します。北海道の厳しい気候も考慮しながら、最適な蓄電池の設置場所を見つけるお手伝いができれば幸いです。

設置場所のタイプ別解説!
あなたの家に最適なのはどれ?


まずは、蓄電池の設置場所のタイプ別に、その特徴、メリット、デメリットを見ていきましょう。

1. 安心・安全性を重視するなら
【屋内設置型】

屋内設置型の蓄電池は、その名の通り、住宅の室内に設置することを前提に設計されています。

メリット

  • 厳しい自然環境から守られる: 北海道のような積雪地域や、海岸に近い塩害の可能性がある地域では、雨風や雪、塩分などによる本体の劣化を防ぐことができます。これにより、蓄電池の寿命を長く保つことが期待できます。
  • 温度変化が少ない: 屋内は屋外に比べて温度変化が穏やかなため、蓄電池の性能を安定させることができます。極端な高温や低温は、蓄電池の充放電効率に影響を与える可能性があります。
  • 省スペースで設置しやすい: 比較的コンパクトな設計の製品が多く、室内のちょっとしたスペースを活用して設置できる場合があります。特に、集合住宅などにお住まいで、屋外に設置スペースがない場合に適しています。
  • 盗難のリスクが低い: 屋内に設置するため、屋外に比べて盗難のリスクを大幅に減らすことができます。

デメリット

  • 運転音が気になる可能性: 蓄電池には、充放電時に冷却ファンなどが作動する際にわずかな運転音が発生する製品があります。一般的には35〜40デシベル程度とされており、静かな図書館程度のノイズですが、音に敏感な方は設置場所を考慮する必要があります。寝室の近くや、静かに過ごしたい部屋への設置は避けるのが賢明でしょう。
  • 設置スペースの確保が必要: 製品によっては、ある程度の設置スペースが必要になります。事前にしっかりとサイズを確認し、設置場所を確保する必要があります。
  • 換気対策が必要な場合も: 一部の蓄電池は、運転時に微量の熱を放出する場合があります。特に密閉された空間に設置する場合は、適切な換気対策が必要になることがあります。
  • 設置工事が大掛かりになる可能性: 配線工事などで、壁に穴を開ける作業が必要になる場合もあります。      

2. メンテナンス性や景観への配慮を重視するなら
 【屋外設置型】

屋外設置型の蓄電池は、雨風や日光に耐えられるように設計されており、住宅の庭や駐車場などに設置することを前提としています。

メリット

  • 悪天候に強い設計: 雨水やホコリの侵入を防ぐ防水・防塵性能を備えている製品が多く、屋外の厳しい環境下でも安心して使用できます。北海道の冬の寒さにも耐えられる設計になっている製品を選ぶことが重要です。
  • メンテナンスが比較的容易: メンテナンスに必要な配線などが屋外に配置されている場合が多く、屋内への立ち入りを最小限に抑えることができます。
  • 室内のスペースを有効活用: 蓄電池を屋外に設置することで、室内の貴重なスペースを圧迫することなく、有効に活用できます。
  • 運転音が気になりにくい: 運転音が発生する製品でも、屋外に設置するため、室内に音が響きにくく、快適な室内環境を保てます。

デメリット

  • 自然環境による劣化のリスク: 長期間屋外に設置するため、紫外線や雨風、積雪、塩害などによる劣化のリスクは屋内設置型よりも高くなります。製品選びの際には、耐久性の高い素材や設計がされているかを確認することが重要です。
  • 景観を損ねる可能性: 設置場所によっては、住宅の外観や庭の景観を損ねてしまう可能性があります。設置場所や製品のデザインを慎重に検討する必要があります。
  • 盗難のリスク: 屋外に設置するため、屋内設置型に比べて盗難のリスクが高まります。防犯対策として、人感センサー付きのライトや監視カメラの設置などを検討する必要があるかもしれません。
  • 設置場所の制約: 庭の広さや形状、配線ルートなどによって、設置できる場所が限られる場合があります。

3. 柔軟な設置場所を選びたいなら
 【屋内・屋外両対応型】

屋内・屋外両対応型の蓄電池は、その名の通り、屋内外どちらの環境にも設置できる柔軟性が魅力です。

メリット

  • 設置場所の選択肢が豊富: 住まいの環境やライフスタイルに合わせて、最適な設置場所を選ぶことができます。将来的な住環境の変化にも柔軟に対応できます。
  • どちらのメリットも享受できる可能性: 製品によっては、屋内設置の安全性と屋外設置のメンテナンス性を両立できる場合があります。

デメリット

  • 製品の種類が限られる: 屋内・屋外両対応の製品の種類は、屋内専用や屋外専用の製品に比べるとまだ少ない傾向があります。
  • 価格が高めになる可能性: 多機能である分、価格がやや高めに設定されている場合があります。
  • 設置工事の複雑化: 設置場所によって工事内容が異なるため、事前にしっかりと施工会社と打ち合わせる必要があります。

北海道での蓄電池【屋外】設置は
寒さ対策と積雪対策が重要

北海道で蓄電池を設置する際には、本州などの温暖な地域とは異なる注意点があります。それは、寒さ対策積雪対策です。

  • 寒さ対策: 蓄電池の性能は、気温によって影響を受ける場合があります。特に低温下では、充放電効率が低下したり、動作が不安定になったりする可能性があります。寒冷地仕様の製品を選ぶか、屋内設置を選択するなど、寒さ対策をしっかりと行うことが重要です。屋外に設置する場合は、断熱材で覆うなどの対策も検討しましょう。
  • 積雪対策: 冬季の積雪は、屋外に設置した蓄電池の故障の原因となることがあります。積雪による圧力で本体が破損したり、排熱口が塞がれてオーバーヒートしたりするリスクがあります。積雪が多い地域では、屋根のある場所に設置したり、定期的に除雪を行うなどの対策が必要です。

後悔しないための設置場所選びのポイント

最適な蓄電池の設置場所を選ぶためには、以下のポイントを考慮することが重要です。

  1. 製品の仕様を確認する: まずは、検討している蓄電池が屋内専用、屋外専用、または屋内・屋外両対応のどのタイプであるかを確認しましょう。
  2. 設置スペースの有無と広さ: 屋内・屋外それぞれに、蓄電池を設置できる十分なスペースがあるかを確認します。製品のサイズだけでなく、メンテナンスに必要なスペースも考慮しましょう。
  3. 自然環境の状況: 住んでいる地域の気候(積雪量、塩害の可能性、日照時間、最高・最低気温など)を考慮し、耐久性の高い製品や適切な設置場所を選びましょう。
  4. 騒音への配慮: 運転音が発生する製品の場合は、寝室やリビングなど、静かに過ごしたい部屋の近くへの設置は避けましょう。屋外設置も検討することで、騒音問題を解決できる場合があります。
  5. 景観への配慮: 屋外に設置する場合は、住宅の外観や庭の景観を損ねないように、製品のデザインを確認し、設置場所も慎重に検討しましょう。
  6. メンテナンスのしやすさ: 定期的なメンテナンスが必要になるため、メンテナンスしやすい場所に設置することが重要です。
  7. 安全性: 小さなお子さんやペットがいる家庭では、感電やいたずらを防ぐために、手の届かない場所に設置するなどの安全対策が必要です。屋外設置の場合は、盗難対策も考慮しましょう。
  8. 設置費用: 設置場所によって、工事費用が異なる場合があります。事前に複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

北海道オリンピアは、
あなたの最適な蓄電池選びをサポートします

この記事では、蓄電池の設置場所について詳しく解説しました。屋内設置、屋外設置、屋内・屋外両対応の各タイプには、それぞれメリットとデメリットがあり、住まいの環境やライフスタイルによって最適な選択肢は異なります。特に北海道にお住まいの方は、寒さ対策と積雪対策をしっかりと考慮する必要があります。

北海道オリンピアでは、お客様一人ひとりのご要望や住環境を丁寧にヒアリングし、最適な蓄電池の選定から設置場所のご提案まで、トータルでサポートさせていただきます。経験豊富な専門スタッフが、皆様の疑問や不安に親身にお答えいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

蓄電池の導入は、長期的な視点で見ると、光熱費の削減や災害時の備えとして非常に有効な投資です。後悔しないためにも、しっかりと情報を収集し、最適な選択をしてください。北海道オリンピアが、皆様の安心・安全なエネルギーライフの実現をお手伝いいたします。

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