北海道札幌市をはじめ、道内各地で太陽光発電および蓄電池の設置工事を行っておりますスマエネライフです。いつも当ブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
地震や台風、集中豪雨など、予測できない災害が増えている現代において、蓄電池は「いざという時」の心強い備えとして注目されています。
しかし、「蓄電池さえ設置すれば安心」と思い込んでしまうことが、思わぬ落とし穴につながる場合も少なくありません。「いざ停電が起きたら、思ったほど電気が使えなかった!」という事態は、なぜ起きてしまうのでしょうか?
その大きな原因の一つが、蓄電池の「残容量設定」の見落としにあります。この設定を正しく理解し適切に使わなければ、せっかくの備えが必要な時に十分に機能しなくなることもあります。
この記事をお読みいただくことで、「もしもの時」に蓄電池を本当に役立てるための具体的な知識が得られ、日々の安心につながります。
お問い合わせ・お見積
ご相談は無料です!
対象となる方:北海道にお住まいの方
お電話・LINEからのお問い合わせ
お電話・LINEでご相談いただけます。
お急ぎの方は、お電話でご連絡ください。
「これについて聞きたい」
「調べてもわからない」など、
ご購入検討前のご質問も大歓迎です!
フリーダイヤル:0800-800-2868
*電話受付時間:10:00〜19:00 (火・水は定休日)
土日も受付中!!
メールフォームからのお問い合わせ
*LINE・メールフォームの受付時間:24時間受付中
*無料お見積りの対象となる方:北海道にお住まいの方
「蓄電池があるのに使えない!」よくある2つの失敗パターン
「蓄電池を導入したのに、停電時に必要な電力が確保できなかった」——こうした事態が、なぜ起きてしまうのでしょうか?その主な原因は、蓄電池の特性や設定についてのわずかな誤解から生じます。
1. 日常の節電で使いすぎて「残量ゼロ」
最も多い失敗がこれです。蓄電池導入の目的の一つは、太陽光発電の余剰電力を活用したり、深夜の安い電力を充電したりすることによる「電気代の削減」です。
しかし、経済性を重視しすぎると、日常的に蓄電池の電力を使い切ってしまうことがあります。その結果、停電が発生したときに蓄電池にほとんど電力が残っておらず、「必要な電気がまったく使えない」という事態になってしまうこともあります。
2. いざという時、使いたい家電が動かせない
次によくあるのが、停電時に使いたい家電が動かない、あるいは数時間しか使えないというケースです。これも、残容量設定の不備や蓄電池の種類についての理解不足が原因となります。
特にエアコンやIHクッキングヒーターなど、消費電力の大きい家電は、蓄電池の電力を短時間で使い切ってしまいます。また、設置した蓄電池が家全体の電力を補う「全負荷型」なのか、特定の回路のみを補う「特定負荷型」なのかを把握していないと、「リビングは使えるのに、他の部屋では電気が使えない」といった混乱が生じることがあります。
停電時の安心を左右する「残容量設定」とは?
こうした失敗を防ぐポイントとなるのが「残容量設定」です。これは蓄電池のとても重要な機能ですが、きちんと認識されていなかったり、正しく設定されずに使われている場合も多くあります。
残容量設定の基本機能

残容量設定とは、「蓄電池の総容量のうち、何パーセントの電力を非常時(停電時)のために常に確保しておくか」を決める機能です。
たとえば、設定を「30%」にした場合、蓄電池は日常の電力使用において残量が30%を下回らないよう自動で制御されます。つまり、常に30%の電力が非常時のために確保され、それ以上の70%の電力のみが日常の節電や自家消費に利用されます。
そのため、突然の停電が起きた場合でも、最低限必要な電力を確保できるという大きな安心につながります。
後悔しないための残容量設定のポイント
では、実際にどのように残容量を設定すればよいのでしょうか。ご家庭の状況によって最適な設定は異なりますが、以下のポイントを押さえれば、暮らしに合った無理のない備えができます。
1. ライフスタイルに合わせた設定を考える
残容量設定を考える第一歩は、ご自身のライフスタイルと、「もしもの時」の生活を具体的にイメージすることです。
- 家族構成 小さなお子様や高齢者がいるご家庭では、最低限の冷暖房、照明確保がより重要になります。
- 日中の在宅状況 日中に家族が在宅しているか、夜間のみかによって、必要な電力供給時間や、優先する家電が変わります。
- 非常時の過ごし方 停電が数時間で復旧するのか、あるいは数日間続く可能性を想定するのかによって、必要な電力の備蓄量が変わります。
これらの要素を踏まえて、「わが家では何を優先して電気を使いたいのか」を明確にしておきましょう。
2. 非常時に使いたい家電と消費電力を把握する
次に、具体的にどの家電を停電時に使いたいかをリストアップし、それぞれの消費電力を把握することが大切です。これによって、非常時に必要となる残容量を具体的に計算することができます。
最低限確保したい家電
- 照明
- 冷蔵庫
- 通信機器(スマートフォン、PCなど)の充電
- テレビ/ラジオ
- 給湯器(※ただし、電気給湯器は消費電力が大きいものが多い点に注意)
消費電力の大きい家電
- エアコン/電気ストーブ
- IHクッキングヒーター/電子レンジ
- 洗濯機(特に乾燥機能付き)
3. 季節による電気使用量の変化と非常時の備え
季節によって家電の使用状況は大きく変化します。
- 夏場 冷房の使用頻度が高まります。
- 冬場 暖房器具や給湯の使用が増加します。
特に消費電力の大きい冷暖房を蓄電池のみで賄うのは非常に難しい場合が多いため、季節ごとに異なる電力需要に応じて備えることが重要であり、一年を通じた計画を立てることが大切です。
非常時の電力温存戦略
蓄電池の残容量は、冷蔵庫や照明、通信機器など、非常時に特に必要となる家電用に温存するのが効果的です。たとえば、暖房はポータブルストーブを利用し、蓄電池の電力は冷蔵庫や情報収集用機器に限定する、といった使い分けも一案です。このように工夫することで、限られた電力をより有効に活用できます。
4. 適切な残容量の目安とは?
ご家庭の蓄電池には、経済性や非常時の備えに応じて「経済モード」や「グリーンモード」などの運転モードがあり、残容量設定と組み合わせて運用します。
蓄電池の残容量設定は、昨今の電気代上昇を考慮し、10%~30%に設定することが多くなっています。
- 10%設定(削減重視)日常の電気代削減効果を最大限に高めますが、停電時には使える電力が限定されます。
- 20%設定(一般的)節電効果と非常時への備えのバランスが取れた、多くの方に選ばれる設定です。
- 30%設定(停電重視)停電が長時間続く可能性を考慮したりする場合など、より高い安心感を求める場合に適しています。
なお、蓄電池のモード設定には「蓄電優先モード」というものもありますが、電気代削減へのメリットが弱いため、基本的には非推奨です。
ただし、これはあくまで目安となります。導入を検討している方や、すでに蓄電池をお使いの方は、ご家庭の蓄電池容量(例6kWh、10kWhなど)と、リストアップした家電の消費電力をもとに、「設定した残量で各家電がどれくらいの時間使えるか」を具体的にシミュレーションすることが重要です。

(参考:蓄電池のデータ画面 一例です)
5. 電力契約プランとの組み合わせ
多くの電力会社では、時間帯によって電気料金が変わるプラン(例 深夜電力が安いプラン)を提供しています。電気料金の安い時間帯に蓄電池へ充電し、料金が高い時間帯に電力を使用する(放電する)ことで、電気代を節約できる「ピークシフト」運転ができます。
残容量設定を行う際は、こうした経済的な運用とのバランスを考える必要があります。たとえば、深夜電力を最大限に活用したい場合は残容量設定を低めにし、経済性を優先した運用にすることもできます。ただし、その場合、停電時に備える電力が少なくなる点にはご注意ください。蓄電池によっては、経済優先モードとグリーンモード、災害対策目的で設置される方は非常時優先の蓄電モードがあるタイプもありますので、季節や用途に応じて上手に使い分けることをおすすめします。
設定以外にも大切なポイント!購入前・購入後に確認しておきたいチェックリスト
残容量設定は非常に重要ですが、「もしもの時」に備えて慌てず安全に電気を使うためには、その他の準備や知識も欠かせません。
1. 蓄電池の「負荷タイプ」を理解・確認する
蓄電池には、停電時に家中の電気をバックアップできる「全負荷型」と、あらかじめ決めた特定のコンセントや照明だけに電力を供給する「特定負荷型」の2種類があります。
- 特定負荷型 設置費用を抑えやすいのが特長ですが、停電時に電気が使える場所が限られます。「停電したら、リビングのコンセントは使えるけれど、キッチンでは使えなかった」という事態が起こり得るのはこのためです。
- 全負荷型 初期費用は高めになりますが、停電時でも家全体で普段に近い生活が送れるため、より高い安心感が得られます。
購入を検討する際は、ご家庭のライフスタイルや予算に合わせてどちらのタイプが最適かを確認することが重要です。すでに設置済みの方は、ご自宅の蓄電池がどちらのタイプで、特定負荷型の場合は「どのコンセントがバックアップ対象か」を、ブレーカーの表示や設置時の説明書で改めて確認し、家族全員で共有しておきましょう。
2. 太陽光発電との連携で、停電中も電力を「創る」
ご自宅に太陽光発電システムがある場合、その価値はさらに高まります。多くのシステムには「自立運転機能」が備わっており、停電中でも太陽光で発電した電気を蓄電池に貯めたり、家電で直接使ったりできます。
- 日中の充電で備えを万全に 停電が長引いても、昼間に太陽光で蓄電池を再び充電できるため、夜間の電力に備えることができます。
- 計画的な電力使用 日中の発電量が多い時間帯に消費電力の大きい家電(炊飯器や電気ポットなど)を使い、夜間は蓄電池からの電力で照明や冷蔵庫など最低限の機器を動かす、といった計画的な運用ができます。
天候に左右されるものの、停電が長引くほど、太陽光発電との連携は非常に心強い味方となります。
3. いざという時のための操作確認と専門家への相談
蓄電池は、設置して終わりではありません。万が一の時にその性能を最大限に発揮できるよう、日頃からの確認が大切です。
- 取扱説明書の確認と共有 停電時の操作方法や、モニターにエラーが表示された時の対処法などを事前に確認し、家族で情報を共有しておきましょう。
- 自立運転モードの切り替えを試す 年に一度など、定期的に停電時を想定した「自立運転モード」への切り替え操作を試してみることも有効です(機種によっては自動で切り替わります)。
もし「残容量設定がよく分からない」「最適な設定に自信がない」といった場合は、自己判断せずに設置業者などの専門家へ相談しましょう。私たちスマエネライフにご相談いただければ、お客様お一人おひとりの電力使用状況やライフスタイルに合わせて、最適な設定や運用方法を丁寧にご説明いたします。
まとめ 正しい設定と理解で、蓄電池を「本当の安心」の備えに
本記事では、蓄電池を「もしもの時」に本当に役立てるためのポイントを解説しました。蓄電池はただ設置するだけでなく、ご家庭に合った正しい設定と理解があってこそ、その真価を発揮します。
特に重要なのが、停電時に電力が足りなくなる事態を防ぐための「残容量設定」です。この簡単なひと工夫が、いざという時の安心を大きく左右します。
あわせて、
- 停電時にどこで電気が使えるかを決める「負荷タイプ」の確認
- 長期停電にも対応できる「太陽光発電との連携」
- いざという時に慌てないための「事前の操作確認」も忘れてはならない大切な備えです。
すでに蓄電池をお持ちの方は、この機会にご自宅の設定を見直し、ご家族で使い方を共有してみてはいかがでしょうか。
これから導入を検討される方は、どのような運用をしたいかを具体的にイメージしながら機種選びをすることが、後悔しないための重要な一歩となります。
もし蓄電池の最適な設定や運用についてご不安な点がございましたら、どうぞお気軽に私たちスマエネライフまでご相談ください。お客様お一人おひとりのライフスタイルに合わせた最適なご提案と、長く安心してご利用いただけるサポートをお約束いたします。
北海道にお住まいの方限定プレゼント
スマエネライフでは、北海道にお住まいの方限定で、太陽光・蓄電池の小冊子を無料でプレゼントしております!ご検討中の方に、購入前に知っていただきたいことをまとめておりますので、ぜひ下記よりご請求ください。
【小冊子】太陽光に関する8つの疑問を解消!

【小冊子】蓄電池で損をしないための5つのポイント

LINEでご相談を受付中です!

・太陽光発電システムと蓄電池同時に導入したい
・すでに太陽光発電システムは導入済みで、蓄電池を追加設置したい
・導入後の売電・買電の量がどうなるかシミュレーションしたい
・固定買取価格の終了(卒FIT)までもう少しのため、早めに見直したい
・我が家の場合は、どの蓄電池を選ぶと良いか知りたい
上記のほか、「これについて聞きたい」「調べてもわからない」といったご購入検討前のご質問も大・歓迎です!
LINEとお問合せフォームからのお問い合わせは、24時間365日受付しています。(ご返信は弊社営業日・営業時間に準じます)
今すぐお問い合わせされる方はこちら
お電話でお問合せをご希望の方はフリーダイヤル
TEL:0800-800-2868
*電話受付時間:10:00〜19:00 (火・水は定休日)
土日も受付中!!
太陽光と蓄電池は専門家の私たちにお任せ下さい
札幌市で蓄電池・太陽光発電システムをセットで活用する「自家消費する暮らし」のご提案は、北海道オリンピアにお任せください。アフターサポートにも力を入れており、いつでもお電話やLINEでご相談いただけます。
#札幌市 #石狩市 #当別町 #恵庭市 #千歳市 #蓄電池 #太陽光発電 #札幌市の蓄電池専門店 #パナソニック #Panasonic #ニチコン #オムロン #OMRON #長州産業 #CIC #田淵電機 #アイビス7 #HUAWEI #札幌 蓄電池 #再エネ省エネ機器導入補助金制度 #LoooPでんき #LoooPでんち #田淵電機 #ENEOS太陽光買取 #ENEOSサンエナジー #スマートハウス #ネクストエナジー #iedenchi-Hybrid #Linocポータブル蓄電池 #FEM-PB800 #FEM-PB1600 #ESS-P1S1 #ドライブリッド蓄電システム #EVパワーステーション #電気自動車対応 #パワームーバー #スマートPVマルチ #smartPVmulti

0800-800-2868






