「蓄電池の導入を検討されている方の中には、『思ったより電気代が下がらない』という話を耳にして、迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?」
太陽光発電と組み合わせて蓄電池を導入すれば、電気代を抑える効果が期待できます。しかし、蓄電池は高額であるため、「本当に電気代が下がるのだろうか」と不安に感じる方が多いのも実際のところです。
2025年10月現在、電気料金は依然として高い水準で推移しており、特にこれからの冬本番を迎える札幌の皆様にとっては、暖房費が家計の大きな課題となります。自宅でエネルギーをまかなうことは、今では特別なことではなく、家計を守るための現実的な方法になっています。
「電気代が思ったほど下がらない」と感じる方が多いのには、いくつかの理由があります。主な理由は、導入前の十分な準備不足や、業者選びが適切でなかったことにあるようです。また、太陽光発電と蓄電池で節電をしていても、近年では電力単価そのものが上昇しているため、電気代が思ったほど下がらないと感じてしまうケースも増えています。
本記事では、お客様に後悔していただきたくないというスマエネライフの思いから、なぜ「電気代が下がらない」と言われるのか、その理由や、これから導入を検討している方に知ってほしい重要なポイントを分かりやすく解説します。
なぜ「電気代が下がらない」と言われるのか?その核心
カタログに記載された容量いっぱいに電気を貯めても、そのすべてを使えるわけではありません。蓄電池の仕組み上、保存した電気の全量を使うことはできないのです。この違いを理解していないまま、「カタログに記載された容量=実際に使える電気の量」と考えてしまうと、導入後に「思っていたのとは違った」と感じる原因となります。
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では、なぜすべてを取り出せないのでしょうか。その最大の要因が、バッテリーを守るための「放電深度(DoD)」という仕組みです。
その理由は、バッテリー保護のための放電制限(DoD)
蓄電池は、電気を100%使い切る「完全放電」を繰り返すと、バッテリーに大きな負荷がかかり、寿命が短くなってしまいます。これは、スマートフォンのバッテリーと同様で、常に0%まで使い切ると劣化が早まります。蓄電池も同様に、保護システムがなければ、本来10年や15年と保証された長期間、安心して使い続けることが難しくなります。
そのため、メーカーは製品の寿命を延ばすために、あえて放電できる量に制限を設けています。それを示す指標が、『DoD(Depth of Discharge:放電深度)』です。
例えば、DoDが90%の蓄電池の場合、蓄えた電気のうち最大90%までしか使えません。残りの10%は、非常時(停電)に備えたり、バッテリーを保護したりするために、常に残しておく必要があるのです。
「つまり、『電気代が下がらない』と感じる多くの理由は、常に蓄電池に残しておく必要のある電気(安全マージン)があることを知らず、カタログ容量すべてを使えると誤解してしまいがちであることが主な要因です。」
後悔しないために!当社が重視する3つのポイント
この「DoD」の仕組みを踏まえたうえで、さらに後悔しないために、導入前に必ずお客様と共に確認している3つのポイントをご紹介します。
ポイント1 電気の変換ロス(変換効率)を正直にお伝えします
蓄電池を使う際には、充電と放電で電気の種類を切り替える必要があり、その過程で必ず数%のロスが発生します。DoDによって使える電気の量に制限が生じるだけでなく、変換時にも使える電気がさらに少なくなります。
当社のシミュレーションでは、変換ロスもきちんと考慮し、実際に使える電気の量(=実効容量)をもとに現実的な数値をご案内しています。こうした説明で、お客様との認識のズレが生じないよう努めています。
ポイント2 ご家庭の電気使用パターンのヒアリングを徹底します
蓄電池の導入効果は、ご家庭のライフスタイルに大きく左右されます。だからこそ私たちは、最初に行うヒアリングを何よりも大切にしています。例えば、「今後、電気自動車(EV)のご購入予定はありますか?」「お子様の成長によって、夜間の電力消費が増える可能性はありますか?」など、数年先を見据えたお話もうかがいます。お客様の暮らしを十分に理解しないまま、大まかなシミュレーションのみで導入をおすすめすることはありません。
ポイント3 導入後の最適な運転モードまでご提案いたします
多くの蓄電池には、深夜電力を活用する「経済モード」や太陽光で発電したクリーンな電気を優先する「グリーンモード」など、複数の運転モードがあります。運転モードの選択によって、年間の電気代が大きく変わる場合もあります。単に機器を設置するだけではなく、お客様の暮らしや北海道電力の料金プランに合わせて、最適な運転モードや具体的な運用方法をご提案しています。
スマエネライフが考える、後悔しないための賢い蓄電池の選び方
では、どうすれば電気代の削減効果を最大化できるのでしょうか。それには、導入前に「安心」と「節約」のバランスを見極め、お客様と一緒に最適な選択肢を見つけることが欠かせません。
選び方1 「もしも」の備えと日々の節約を両立させるプランニング
私たちはまず、「札幌の冬に停電した場合でも最低限この暖房を使いたい」「冷蔵庫やリビングの照明、テレビは最低でも24時間維持したい」といった、お客様の「万が一」へのご要望を詳しく伺います。そのうえで、日々の節約とバランスを取りながら、ご納得いただけるまで何度でもシミュレーションを行います。
選び方2 「ピークシフト」など具体的な使い方までサポート
「お客様のプランでは夕方の電気代が高いため、蓄電池の電気をこの時間帯に使うよう設定しましょう」など、具体的なアドバイスを行い、お客様が蓄電池の性能を最大限に活かせるようサポートしています。
選び方3 将来のエネルギー環境の変化まで見据えた長期的なお付き合い
これから太陽光発電と蓄電池をセットでご検討されるお客様には、自家消費を最大限に高め、経済的メリットを追求できる最適なプランをご提案しています。一方、すでに太陽光発電を設置し「卒FIT」を迎えるお客様には、売電から自家消費へスムーズかつ経済的に移行できるよう、最適なプランをご提案しています。
選び方4 メーカーごとの特徴と長期保証を見極める
私たちは特定のメーカーだけをおすすめすることはいたしません。国内外の複数の主要メーカーを取り扱い、それぞれの長所・短所を正直にご説明します。例えば、札幌のような寒冷地に強いメーカー、AIによる自動制御機能が優れたメーカーなど、特徴は様々です。そして何より重要なのが、10年後、15年後を見据えた長期保証です。どのような状況のお客様にも、長く安心して蓄電池のメリットを享受していただけるよう、お客様に分かりやすく情報を整理し、最適な製品選びのお手伝いをすることが私たちの責任だと考えています。
まとめ 後悔しない蓄電池選びのために
今回は、「蓄電池は電気代が安くならない」と言われる理由と、後悔しない蓄電池の選び方についてご説明しました。
「電気代が下がらない」と言われる主な理由は、バッテリーを保護する「放電深度(DoD)」の仕組みについて十分な説明がないことが多いからです。また、変換効率やご家庭ごとのライフスタイルの違いも、想定通りに削減効果が得られない原因となります。後悔しないためには、信頼できる専門家に相談し、導入前に正確なシミュレーションを受けることが大切です。
そして、太陽光発電と蓄電池を導入していても、電力単価そのものが上昇していれば、期待するほど電気代が下がらないと感じることもあります。蓄電池の導入効果は、ご家庭の状況によって大きく異なるため、カタログスペックだけでは判断できません。
何より大切なのは、一人ひとりの暮らしに合ったプランや長期的なサポートを提供してくれる、信頼できるパートナーを見つけることが重要です。
私たちスマエネライフは、太陽光発電と蓄電池の専門家として、札幌市の気候や電力事情を熟知しています。
「うちの場合、どのくらい効果があるのか知りたい」
「何を基準に選べばいいのか、まずは話を聞いてみたい」
私たちにご相談いただくことは、ご家庭のエネルギー環境についてご一緒に考える機会だと考えています。どんな小さな疑問でもお気軽にご相談ください。皆様に安心して導入していただけるよう、全力でサポートいたします。