北海道札幌市で太陽光発電や蓄電池の設置をおこなっている「北海道オリンピア株式会社(太陽光蓄電池専門店 スマエネライフ)」です。いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
蓄電池を検討されている方から、「容量がいろいろあって、どれが自分の家に合っているのかわからない」というご相談を、本当によく伺います。実際にお客様からは、次のようなお声をよくいただきます。
「補助金も出るし蓄電池をつけたいけれど、家の電気代や家電の数だと、どの大きさが適切なのかよくわからない」
「大きい蓄電池は安心だけど、それだけ高くなるし、高価なものにする意味が本当にあるのか迷っている」
「見積もりで6kWh台と10kWhクラスを出してもらったけど、金額の差も大きいので選ぶのが難しい・・・」
ご家庭によって検討の状況はさまざまですが、どれが「我が家の最善策」かについては、ネット検索で答えが見つかる情報ではなく、生活されている状況によっても大きく変わるため、上記のようなご相談をとても多くいただきます。
このブログでは、どの容量が優れているかを比較するのではなく、ご自宅の暮らし方に合っているかどうかの判断基準の参考としていただくため、それぞれの違いを解説していきます。
北海道の場合、容量選びで最も大きなポイントになるのは日々の電気使用量です。それぞれのご家庭に合った容量の考え方を分かりやすく整理しますので、ぜひご参考ください。
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- 1 6kWhと10kWhって何が違う?カタログの数字と「実際に使える量」
- 2 【灯油・ガス併用のご家庭】夕方の「電気ラッシュ」を乗り切るための容量目安はどう考える?
- 3 【オール電化のご家庭】冬場の消費量に合わせた容量目安
- 4 最近、選ばれることが増えている15kWh以上の大容量モデルも
- 5 北海道の冬・積雪事情を踏まえた発電量と停電対策を
- まとめ どれが正解かはご家庭ごとに違います
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- 【小冊子】太陽光に関する8つの疑問を解消!
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1 6kWhと10kWhって何が違う?カタログの数字と「実際に使える量」
蓄電池の容量は、どれくらい電気をためておけるかを示す数字です。10kWhの場合、理論上は6kWhの約1.6倍の電気をためられることになります。ここでひとつ、知っておきたいポイントがあります。
カタログに記載されている容量(定格容量)は、じつはすべてを使えるわけではありません。バッテリーを長持ちさせるため、実際に使える「実効容量」はカタログの約85〜90%程度と考えると、実際の使用感に近づきます。(蓄電池によって実行容量は変わりますので、同じ定格容量であっても、多少の前後は出てきます)。
たとえば6.5kWhや9.8kWhといった容量の製品で考えてみると、6.5kWhのモデルなら5.8kWh前後、9.8kWhなら8.8kWh前後が使える容量です。(これより少なくなる場合もあります。)
もうひとつ大事な点は、「容量(kWh)」とは別に「出力(kW)」という上限値もあることです。容量が「ためておける量」とすると、出力はいわば「一度にどのくらい電気を流せるか(使えるか)」の上限です。
この上限を考慮せずに電気を使った場合、たとえばIHクッキングヒーターとエアコンを同時に使った際などに、合計の消費電力が蓄電池の出力を超えてしまい、蓄電池には電気は残っていても同時に家電を使えないということが起こります。
蓄電池選びの際は、容量だけでなく出力の数字や「通常時と停電時の違い」も、機種選びの際はチェックしておきましょう。
▼ 停電時に家全体の電気をバックアップするか、特定の部屋だけにするかでも、蓄電池を選ぶ基準が変わります。詳しくはこちら↓
【関連記事】停電しても全部屋で電気は使える?蓄電池の「負荷」タイプで決まる!
▼ カタログの数字通りに電気が使えるか?についてはこちらの記事でも解説しています。
【関連記事】「実効容量」で選ぶ!札幌の家庭用蓄電池、失敗しない容量の見極め方
2 【灯油・ガス併用のご家庭】夕方の「電気ラッシュ」を乗り切るための容量目安はどう考える?
北海道消費者協会の調査によると、北海道の家庭の月間電気使用量は平均で約270kWh(戸建ては約280kWh)といったデータがあります。
ただしこれは、暖房や給湯に灯油やガスを使っているご家庭と、オール電化のご家庭では電気を使う量が大きく変わりますのであくまでも平均値と考えてください。 まず、暖房は灯油ストーブ、お湯は灯油ボイラー(またはガス)というご家庭の場合を見てみましょう。
4人家族でIHの場合、6kWhクラスだと夜ごはん時に足りなくなることも?
4人家族・戸建て住宅の場合、1日の電気使用量は平均で14〜14.5kWhほどとされています。なかでも電気を多く使うのは、家族が帰宅してから寝るまでの夕方から夜の時間帯(17時〜22時ごろ)です。
ここでIHクッキングヒーターを使うと、1口あたり1.3〜3.0kWほどの電力が必要で、30分続けて使うと約1kWh消費します。夕食の準備やお風呂、照明、テレビなどが重なる夕方〜夜にかけて、合計4〜6kWhほど電気を使うご家庭も珍しくありません。先ほどもご説明した通り、カタログでは6.5kWhの蓄電池でも、実際に使えるのは5.5kWhです。太陽光で十分に充電できていても、夕方から夜の「電気ラッシュ」の途中で蓄電池の電気を使い切り、その後はまた電力会社から電気を買うケースがよくあります。
これは蓄電池の故障や失敗ではなく、ご家庭の電気の使い方に対して容量が少し足りなかったというだけのことです。
灯油・ガス併用のご家庭におすすめの容量目安
このように、灯油やガスをメインにしているご家庭でも、家族の人数やIHの有無で選ぶべき容量は変わってきます。では、暖房も給湯もすべて電気でまかなう「オール電化」の場合はどうなるのでしょうか?
3 【オール電化のご家庭】冬場の消費量に合わせた容量目安
給湯・暖房・調理のすべてを電気でまかなうオール電化のご家庭では、使う電気の量がさらに多くなります。
北海道電力エリアのオール電化世帯では、1日あたりの電気使用量が一人暮らしで12kWh前後、4人家族だと20kWhを超えることもあります。しかも、これは年間の平均ですので、実際には北海道の冬になると暖房や給湯で電気をたくさん使います。蓄電池の容量を考える時は、「年間の平均的な1日」ではなく、「真冬でいちばん電気を使う日」を基準にするのが大事です。
オール電化のご家庭におすすめの容量目安
オール電化のご家庭では、冬場の高い負荷を考慮すると「10kWh〜15kWh以上」の大容量モデルが現実的な選択肢となります。
ただし、蓄電池だけで真冬の暖房すべてをまかなおうとすると、とても大きな容量が必要になり、費用とのバランスを取るのが難しくなります。断熱性能や暖房機器の効率も考え、現実的に無理のない容量を一緒に検討されるのがおすすめです。
4 最近、選ばれることが増えている15kWh以上の大容量モデルも
ここまでは6kWh〜10kWh程度のモデルの比較でしたが、ここ最近では15〜16kWhクラスの、より大きな蓄電池を選ぶ方も確実に増えています。
具体的にどのようなご家庭で選ばれているかというと、
・4人以上の大家族で毎日の電気使用量が多いご家庭
・オール電化で真冬の暖房もしっかり蓄電池でカバーしたいご家庭
・万が一の停電時でも可能な限り普段と変わらない生活を送りたいご家庭
上記のご希望がある方は、大容量を選ばれるケースが多くなっています。電気自動車(EV)と併用を考えて容量選びをされる方もいらっしゃいますが、通常の家庭用蓄電池としてはこの16.4kWhクラスが現状では最大級の安心感を与えてくれます。お住まいの広さやライフスタイルに合わせて、このような大容量モデルも選択肢のひとつとしておすすめです。
5 北海道の冬・積雪事情を踏まえた発電量と停電対策を
灯油・ガス併用でもオール電化でも共通することですが、冬は太陽光発電による充電量が減りやすくなります。
最近では夏の酷暑も北海道でも例外ではありませんが、冬の寒さと積雪は夏よりも考慮しなければなりません。また、大雪による倒木や着雪で停電が発生する可能性も考えられますので、日々の節約効果だけでなく、もしもの停電時にどれほどの電気量が欲しいか(どれくらいの電気を確保して生活を維持したいか)という視点も含めて容量を検討することで、納得できる選択につながります。
まとめ どれが正解かはご家庭ごとに違います
容量選びには、これが絶対正解というものがありません。まずは皆様の「理想の暮らし方」をお聞かせください。ご予算や設置スペース、今後の車の買い替え予定など、さまざまな条件が関係します。そのため、ご家庭ごとに最適な答えは異なります。
また、機種によっては後から容量を増やせるタイプもあります。今はまず小さめの容量で始めて様子をみるのも決して間違いではありません。
大切な点は、カタログの数字だけで選ぶのではなく、ご自宅の1日の電気の流れ(特に夕方〜夜の使い方)を、できる範囲で具体的にイメージしていただくことです。
私たちスマエネライフ(北海道オリンピア)では、どのメーカーや容量が正解だと決めつけることはせず、ご家族の人数、熱源、ご契約中の料金プラン、北海道独自の冬の暮らし方までしっかりお聞きし、無理のないご提案をしています。
「うちの場合はどうだろう」と思われた方は、今の電気の使い方(検針票や北海道電力のWEB会員サービスで確認できます)や、ご契約中の料金プラン名を、ぜひお気軽にお知らせください。まずは気軽にご相談いただければと思います。
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本記事の数値は、総務省統計局「家計調査」、東京都「家庭の省エネハンドブック」、北海道消費者協会の調査、北海道電力の公式サイトの料金プラン情報(2026年7月時点)などを参照のうえ、一般的な目安を記載しています。実際に必要な容量は、ご家庭の電力契約や家電の使い方、太陽光パネルの搭載量によって異なります。正確な容量や機種選びについては、現地調査もふくめてご相談を承っております。
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