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【札幌・近郊版】スマートハウスとは?定義から仕組み、導入メリットまで徹底解説!

近年、「スマートハウス」という言葉を耳にする機会が増えています。そのため、具体的なメリットについて関心をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

この記事をご覧いただいている方の中には、「スマートハウス」に少しでもご興味をお持ちの方や、「そもそもスマートハウスって何だろう?」と調べている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

近年、光熱費が上昇し続けており(特に札幌の厳しい冬にはその負担が大きくなります)、また環境意識の高まりから、ご自宅のエネルギー利用を最適化し、自家消費を重視する暮らしを望む人が増えています。

本記事では、スマートハウスの基本的な定義や、それを実現するための技術、さらに札幌でスマートハウスを導入する意義について、初めて「スマートハウス」を検索された方にもわかりやすく解説します。また、「今、改めてスマートハウスについて調べたい」とお考えの方にも、本記事がお役に立てば幸いです。

もくじ

スマートハウスとスマートホーム、その違いとは?

まず、スマートハウスについて解説する前に、用語を整理しておきたいと思います。「スマートハウス」と似た言葉に「スマートホーム」がありますが、この2つの違いをご存知でしょうか。これらの用語はしばしば混同されますが、実は厳密には異なる点があります。

スマートホームとは?


IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を活用し、家電やデバイスをインターネットに接続して相互に連携させることで、居住者の利便性・快適性・安全性を高める住宅システムのことです。

例えば、スマートフォンで照明やエアコンを操作したり、AIスピーカーで家電を制御したり、スマートロックで施錠を管理することなどが、スマートホームの代表的な機能です。

スマートハウスとは?

「創エネ(エネルギーを創る)」「蓄エネ(エネルギーを貯める)」「省エネ(エネルギーを節約する)」の3つを柱とし、これらをHEMS(Home Energy Management System)で一元管理することで、住宅全体の省エネルギー化と光熱費の削減を実現する住宅を指します。また、高断熱・高気密といった住宅性能も重要なポイントです。

つまり、スマートホームが「暮らしの便利さ」に重点を置くのに対し、スマートハウスは「住宅のエネルギー効率と経済性」に重きを置いていると言えます。もちろん、両者の機能は相互に補完し合うことが多く、現代のスマートハウスはスマートホームの機能も備えている場合がほとんどです。

スマートハウスの定義とおもな特長

「スマートハウス」とは、簡単に言うと、「最新のIT(情報技術)を使って、家全体のエネルギーの使い方を賢く管理し、住む人が快適で安心かつ便利に暮らせるよう工夫された住宅」のことです。

単に多くの便利な設備を取り入れるだけでなく、それらの設備が連携し、家全体が賢く機能するように設計されている点が、スマートハウスの大きな特長です。

スマートハウスは、主に次のような要素から成り立っています。

1. 太陽光発電システムなどの「創エネ」設備|ご自宅で電気を生み出す仕組み

スマートハウスの大きな柱の一つが、ご自宅で電気を作り出す「創エネ」設備です。その代表が太陽光発電システムです。

ご自宅の屋根に設置された太陽光パネルが、太陽の光を家の中で使える電気に変える仕組みです。日中にご家庭で使う電気をまかなうだけでなく、使いきれずに余った電気は電力会社に売ることもできます(これを「売電」と言います)。これにより、電力会社から購入する電力量を大幅に減らすことが可能になり、結果として電気代の節約につながります。

また、太陽光発電システムは、災害などで外部からの電力供給が途絶えた際にも、日中であれば電力を供給できるため、ご家庭の自立した電力源としての役割も果たします。クリーンな自然エネルギーを活用するため、地球温暖化の原因となるCO2排出量の削減にも貢献し、環境に配慮した暮らしを実現できます。

2. 蓄電池システム(電気を「貯める」設備)|賢い電力活用術で電気代を削減!

太陽光発電で作り出した電気や、電力会社の料金プランで電気代が安くなる夜間の電気を貯めておくのが蓄電池、家庭用蓄電システムです。

蓄電池は、まるで大きな充電池のように、電気を一時的に蓄えておく役割を果たします。これにより、電気を賢く使うことができ、具体的には以下のようなメリットがあります。

自家消費の最大化

日中に太陽光発電で得た電気を貯めておき、太陽光が発電しない夜間や曇りの日などに使うことで、電力会社から電気を買う量をさらに減らせます。

電気代の最適化

深夜の安い電気を日中に使うことで、電気代を大幅に抑えることができます。特に、オール電化住宅や電気自動車をお持ちの方には、非常に効果的です。

災害時の非常用電源

地震や台風などで停電が発生した場合でも、蓄電池に貯められた電気があれば、照明、冷蔵庫、スマートフォンなどの充電、通信機器といった最低限必要な家電を一定時間使用できます。これは、いざという時の家族の安心につながります。

電力グリッドへの貢献

ピーク時の電力需要を抑えることで、電力会社の安定供給に役立ち、社会全体の電力グリッドの安定化にもつながります。

蓄電池は、長期的に見れば、電気料金の削減効果や災害時の安心感を考慮しても十分に投資効果が期待できます。また、蓄電池の導入には国や自治体の補助金制度が利用できる場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。

深夜電力を安く購入して蓄えておくという方法は、単なる節約術にとどまらず、持続可能な社会の実現に向けた賢い電力消費のあり方と言えるでしょう。

このようなライフスタイルに興味がある方は、ご家族の生活リズムや電力使用量に合わせて、最適な電力プランや設備を検討し、賢く電気を活用してみてはいかがでしょうか。

3. HEMS(ヘムス:Home Energy Management System)
電気の「見える化」と「かしこく使う」システム活用で家庭のエネルギーを総合管理

最近、「スマートハウス」のほかに、HEMS(ヘムス:Home Energy Management System)という言葉を目にされたことがある方もいらっしゃるかもしれません。これはスマートハウスとも深く関わる仕組みのため、ここでご紹介します。

HEMSはスマートハウスの「司令塔」ともいえる重要なシステムです。家庭内の電気の使われ方をリアルタイムで「見える化」し、さらに家電などを自動でコントロールして、エネルギー消費の最適化に役立ちます。

具体例として、以下のような機能を通じて、賢いエネルギー管理をサポートします。

電気使用量のリアルタイム表示

どの家電がどれくらいの電気を使っているか、ご家庭全体の電気の使用量が現在どうなっているかを、モニターやスマートフォンでいつでも確認できます。電気の無駄遣いに気づくことで、節約意識を高めることができます。

家電の自動制御・遠隔操作

エアコンや照明、給湯器などの家電を、HEMSを介して自動で最適な状態に設定したり、外出先からスマートフォンでオン/オフしたりできます。例えば、外出先からエアコンをつけたり、消し忘れた照明を消したりすることができます。

エネルギーレポートの作成

月ごとの電気使用量や発電量などをデータとして蓄積し、レポートとして確認できます。これにより、長期的な視点でエネルギーの使い方を見直し、さらなる省エネ対策を進めることに役立ちます。

HEMSの仕組みや機能について概要をご紹介しました。この仕組みを導入することで、ご家庭のエネルギーフロー全体を効率的に管理し、快適さと省エネの両立に役立ちます。

4. 高断熱・高気密住宅(エネルギーを「逃がさない」家)
省エネ効果を最大限に引き出す土台

スマートハウスにおいて、創エネ・蓄エネ・省エネ設備が最大限の効果を発揮するためには、住宅そのものの性能についても無視できません。その中心となるのが高断熱・高気密住宅です。

高断熱

壁、床、天井、窓などに高い断熱性能を持つ素材を使用することで、外の暑さや寒さが家の中に入り込むのを防ぎ、また家の中の快適な空気が外に逃げるのを防ぎます。まるで魔法瓶のように、外気の影響を受けにくい快適な室内環境を保つことができます。

高気密

隙間を極力なくし、外部からの空気の侵入や、内部からの空気の漏れを最小限に抑えます。これにより、暖房や冷房でせっかく快適にした空気が逃げてしまうのを防ぎ、換気システムも効率的に機能します。

これらの性能が高い住宅は、冷暖房の使用頻度や設定温度を抑えることができ、結果として年間を通じたエネルギー消費量を大幅に削減できます。つまり、高断熱・高気密住宅は、スマートハウスの省エネ効果を最大限に引き出し、快適な暮らしを支える「土台」となる、非常に重要な要素です。

これらの要素が組み合わさることで、ご自宅は単なる住まいではなく、エネルギーを賢く管理し、住む人のライフスタイルに合わせて快適さをもたらす「賢い家」へと進化します。

スマートハウスを導入するメリットとは?

ここまでスマートハウスについてご説明してきましたが、実際にスマートハウスに切り替えることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。その点についてもご説明します。

電気代(光熱費)を抑えられる

太陽光発電でご自宅で電気を作り、蓄電池に貯めた電気を使ったり、HEMSで電気の使い方を管理したりすることで、電力会社から買う電気の量を大きく減らすことができます。特に寒さの厳しい札幌では、暖房で使う電気代を抑えることができ、一年を通して家計にやさしい効果が期待できます。

停電時の心配を減らせる

地震や台風などで停電が起きた時でも、蓄電池に貯めた電気があれば、ご自宅で電気を使うことができます。照明や冷蔵庫、携帯電話の充電など、最低限必要な電気を確保できるため、万が一の際も安心して過ごせます。

地球環境に貢献できる

太陽のクリーンなエネルギーを使ったり、家全体の電気の無駄をなくしたりすることで、地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)の排出を減らすことができます。地球にやさしい暮らしは、これからの社会でますます大切になります。

暮らしがより快適で便利になる

スマートハウスは、冒頭で解説したスマートホームの機能も備えているため、外出先からスマートフォンでエアコンを操作したり、防犯カメラで家の様子を確認したりすることができます。住む人のライフスタイルに合わせて、家電をいつでもどこでも操作できるため、日々の暮らしがより快適で便利になります。

札幌でスマートハウスを検討するとよいタイミングはいつ?

札幌は日照時間も比較的長く、太陽光発電システムの設置に適した地域です。また、冬の厳しい寒さにより、暖房に多くのエネルギーを使う傾向があります。このような札幌の気候や暮らしの中で、スマートハウスは特に次のような点で役立ちます。

スマートハウスは「電気代を安くしたい」「災害に備えたい」など、具体的なお悩みを解決する手段として非常に有効です。ここでは、札幌にお住まいの方がスマートハウスを検討するのに適したタイミングを、具体的な3つのケースに分けてご紹介します。

電気代(光熱費)の負担が増えて心配な時

近年、電気代は上昇傾向にあり、特に札幌の冬は暖房費がかさみます。もし、毎月の電気代が家計を圧迫していると感じたり、「もっと電気代を安くしたい」と強く思われる場合は、スマートハウスがその解決策の一つとなります。

太陽光発電で自家発電し、蓄電池に電気を貯めることで、電力会社から買う電気を大幅に減らし、家計の負担を軽くすることができます。特に冬期の暖房費抑制は、札幌ならではの大きなメリットです。

万が一の災害に備えて、家の電力を確保したい時

地震や停電といった自然災害は、いつどこで起こるか予測できません。もし、停電時に冷蔵庫が使えなくなったり、情報収集ができなくなったりすることに不安を感じられる場合は、スマートハウスにすることは非常に有効な選択肢です。

蓄電池があれば、停電時でも最低限の電力を確保し、安心して過ごすことができます。札幌でも過去には大きな停電がありましたので、降雪による停電リスクも考慮すると、いざという時の電力確保は非常に重要です。

これから新築を建てる、または大規模なリフォームを考えている時

新しい家を建てる際や、大規模なリフォームを行う際は、スマートハウスの仕組みを導入する絶好の機会です。初期費用はかかりますが、長期的に見れば光熱費の削減効果が大きく、災害への備えや資産価値の向上も期待できます。

住宅の設計段階から太陽光発電や蓄電池、スマートハウスの機能を組み込むことで、後から追加するよりも効率的に、かつコストを抑えて導入できる場合が多いです。高断熱・高気密住宅もあわせて検討することで、札幌の厳しい冬でも快適で省エネな暮らしが実現できます。

新築やリフォームを問わず、現在はさまざまな選択肢があります。太陽光発電システムや蓄電池の導入、リフォームを同時に行う方も増えています。

さいごに

当社は地元北海道・札幌市で地域密着を大切にし、お客様お一人ひとりのご要望やご自宅の状況に合わせて、最適な太陽光発電システムや蓄電池システムをご提案しています。

札幌市はもとより、小樽市、石狩市、当別町、千歳市、苫小牧市恵庭市、北広島市、室蘭市、登別市などにお住まいの皆様よりスマートハウスに関するお問い合わせが増えています。太陽光発電システムや蓄電池の導入に関するご相談や費用についても専門スタッフが丁寧にお答えしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

また、北海道にお住まいの方限定で、太陽光・蓄電池の小冊子を無料でプレゼントしております!ご検討中の方に、購入前に知っていただきたいことをまとめておりますので、ぜひ下記よりご請求ください。

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